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メガネユーザーでも使えるスマートグラス「VITURE One」試用レポート

AR/VRには興味はあるんだけど、大きなヘッドセットを装着するには抵抗があるという方も多いと思います。
そんな方に試して欲しいのがスマートグラスです。

僕も展示会や体験会で試してみたことはあるものの、メガネユーザーだと専用のレンズがないと画面がボケちゃって全然見えないんですよ…。

そこで今回ご紹介するのが「VITURE One」

視度調節機構が付いていて、メガネユーザーでもハッキリクッキリ見えるのです!

その他アクセサリー類もお借りできたので、色々試してみました。

スマートグラスって何?

メガネ型のデバイスで、目の前に映像が映し出されるというもの。
これで電車内やキャンプなど、どこにでも手軽にスクリーンを持ち歩けるという訳です。

付属のケーブルをマグネットで装着し、反対側のUSB Type-Cを出力したい機器へ接続。

今回はiPad Proに装着。
これだけでメガネの中にスクリーンが映し出されます。
フルHD@60fpsの有機ELディスプレイなので、映像はとても鮮明です!

下の写真は使用イメージ。
視野角は43°とVRヘッドセットなどと比べると広くないので、宣伝文句にあるような大画面という感じではなく、ノートパソコンを操作するなら13〜15インチ程度、ホームシアターの様に使うなら60〜70インチ程度といった印象です。

メガネのつるの部分にスピーカーも内蔵されているので、音声も耳元から聞こえてきます。
自宅で使用するなら問題ないですが、電車内などでは音漏れするので別途イヤフォンなどを使いましょう。

そして特筆すべきは「視度調節機構」が付いていること。
本体上部の左右独立したダイヤルを回すと、0.00〜-5.00まで度数を変えられます。
これでメガネユーザーが専用の処方箋レンズを用意しなくても使えるのです。

ただしこれは-5.00Dまでの近視を矯正するものであり、それを超える近眼の方や乱視の方は別途レンズフレームを用意する必要があります。
とはいえ僕も実は乱視なのですが、この近視矯正だけでも日常的に使える程度には矯正できました。

また調光機能が付いていて、グラスの明るさを2段階に切り替えできます。
これにより周囲の環境に合わせて画面の見やすさを調節することができます。
(下の画像は調光した時のイメージ)

実際どんな風に使っていたかというと、電車内での原稿書きやちょっとした動画編集、寝転がりながらの動画視聴にも重宝しました。

さらに個人的に気に入ったのがステレオコンテンツの視聴!

QooCam EGOなどで撮影したSBSの写真や動画が、ボタンひとつでめっちゃキレイに3Dで楽しめるんです♪

こうなってくると欲しくなるのがiPhone 15 Proシリーズ。
空間写真/ビデオの撮影ができるし、USB Type-Cなのでアダプター不要でケーブル1本で接続できます。
無印iPhone 16も空間撮影ができるようになったら嬉しいですね♪(なってくれ!)

オプションのネックバンドを使えば手ぶらで様々なコンテンツを楽しめるし、PlaystationやXBOXのリモートプレイも可能。ゲームユーザーにもかなり使えると思います。
スクリーンをその場に固定する3DoFにも対応するのですが、そもそも視野角が狭いので個人的にはあまり使い勝手は良くなかったです。

またモバイルドックを使えばHDMI機器も接続できるので、用途は広がりますね。

一番気になっていた「視度調節機構」が、乱視の僕でも許容範囲内で使用できたのは良かったです。
ただし近視矯正だけなので、あまりにも長時間使っていると疲れ目の原因になるかも知れません。

自分専用ではなく、視力のバラバラな家族や友人たちでも使えるのは嬉しいですね♪

より高性能な「VITURE Pro」も発売されました!

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